日本の住宅は時間の経過とともに陳腐化してしまう。
資産としての価値が残らない。
はっきり言って日本の家づくりは工期短縮や、商品性を高めることに重点を置いてしまい、家づくりの『本質』を失ってしまいました。
残念ながら今の日本では、大手の建材メーカーが商品、いわゆる新建材・・・たとえばレンガに見えるサイディングとか、
木のプリントがしてあるアルミのドアとか・・・そのような商品建材を大手メーカーから地域の工務店までが「寄せ集めて」
まるでクルマや電化製品でも作るように均一で量産品のような『モダンな家』づくりをしています。
それら商品建材は「10年間塗膜保証!」とか「よごれがつきにくい加工!」などをウリにしています。
そして消費者もその性能がまるで価値であるが如く誤解して、高いお金を払っています・・・。
でもここでよく考えて欲しいのです。どんなに優れた「よごれがつきにくい加工」でもきれいなのは5年、10年・・・。 レンガに見えるサイディングでも15 年もすれば劣化してやはりレンガには見えなくなります・・・。
『家』の寿命、住む人の寿命は80年、90年。どんな『家』も古くなったり、キズがついたり、よごれたりすることは絶対に避けられないのです。 “〇〇風建材”は決してアンティークにはなれません! 新建材の寄せ集めの『モダンな家』は決して年月を経て価値の出る『本物の家』にはなれないのです。
デザインの悪いものはいつの時代でも大切にされません。流行に乗ってつくられた現代のデザインは、 年月が経つと陳腐化してしまい、飽きられてしまいます。レジェンダリーホームは決して流行に左右されるものではなく、 クラシックなものをベースにしながら新しいものを取り入れていく手法で、時代に左右されない『普遍性』のあるデザインを最も大切にしています。